オリンピックシャフトについて
1,各種オリンピックシャフトの違い、使用用途に合ったシャフトの選び方について
各種オリンピックシャフトの違い
オリンピックシャフトには下記のような様々な種類の物があり、それぞれの用途に合わせた特性を持っています。
パワーリフティング競技やBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)での使用を目的に作られたシャフト。
シャフト部分の直径が太く、しなりが少なく、ローレットが強いのが特徴です。
シャフト部分の表面処理はロウスチール(表面処理無しの鋼鉄)、ステンレス、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等様々なものが販売されています。
回転部分の機構は耐久性が高く回り過ぎないブロンズブッシングが一般的です。
・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm~29mm(主流は29mm)
・重量 20kg
・しなり 少ない
・ローレットの強さ 強い
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 ロウスチール、ステンレス、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティング(中心より40.5cm)
・回転部分の機構 主にブロンズブッシング(高耐久で回り過ぎない)
・公認団体 IPF(国際パワーリフティング連盟)
・価格 普通~高価
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・ウェイトリフティング用シャフト
ウェイトリフティング競技やクイックリフトでの使用を目的に作られたシャフト。
パワーリフティング用と比較するとシャフト部分が細く、よくしなり、ローレットはややマイルドになります。
競技用であればシャフト部分の表面処理にはクロムメッキ、回転部分の機構は回転抵抗の少ないニードルベアリングが使用されますが、練習用の製品はクロムメッキ以外の表面処理やブッシングが使用されているものもあります。
・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm
・重量 20kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ等
・グリップマーク ウェイトリフティング(中心より45.5cm)
・回転部分の機構 主にニードルベアリング(回転抵抗が少なくよく回る)
・公認団体 IWF(国際ウェイトリフティング連盟)
・価格 普通~高価
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・多目的シャフト
パワーリフティング用とウェイトリフティング用の中間的な特性で作られ、どちらの用途にもある程度使用できるようにしたシャフト。
様々な種目を行うクロスフィット競技での使用にに適しています。
・長さ 2200mm
・シャフト部分の直径 28mm~28.5mm
・重量 20kg
・しなり パワーリフティング用とウェイトリフティング用の中間的なしなり
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 無いものが主流
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ、ロウスチール、亜鉛メッキ、セラミックコーティング、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティングとウェイリフティングの二重マークが主流
・回転部分の機構 ブッシングや複合タイプが主流
・公認団体 無し
・価格 安価~普通
・女性用シャフト
直径25mm重量15kgと細く軽いシャフト、ウェイトリフティングやクロスフィット競技の女子選手が使用します。
・長さ 2010mm
・シャフト部分の直径 25mm
・重量 15kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 普通
・センターローレット 有り
・シャフト部分の表面処理 クロムメッキ等
・グリップマーク ウェイトリフティング
・回転部分の機構 主にニードルベアリング(よく回る)
・公認団体 IWF(国際ウェイトリフティング連盟)
・価格 普通~高価
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・テクニカルシャフト
技術練習向けに作られた軽量なシャフト。
初心者や女性、子供のトレーニングにも適しています。
・デッドリフト用シャフト
細くよくしなるシャフト、しなる分挙上距離が短くなり細いとグリップも外れにくいのでデッドリフトで高重量を引く事ができます。
・長さ 2300mm等(長い)
・シャフト部分の直径 27mm等(やや細い)
・重量 20kg
・しなり 大きい
・ローレットの強さ 強い
・センターローレット 無し
・シャフト部分の表面処理 ロウスチール、亜鉛メッキ、ブラックオキサイド等
・グリップマーク パワーリフティング
・回転部分の機構 ブッシング
・公認団体 無し
・価格 普通
現在該当商品無し
・スクワット用シャフト
高重量のスクワットを行う為に作られた頑丈なシャフト、一般的なオリンピックシャフトと比べ重い物や太い物があります。
現在該当商品無し
・パラリンピックパワーリフティング用シャフト
パラパワー専用に作られたシャフト、ノーギアベンチプレス専用に設計されています。
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オリンピックシャフトの選び方
上記のようにオリンピックシャフトには様々な種類がありますが、特殊な用途に使用するのでなければ基本的には「パワーリフティング用シャフト」「ウェイトリフティング用シャフト」「多目的シャフト」の三種類から実施種目や予算に合わせて選ぶ事となります
下の図は当店で取り扱いするオリンピックシャフトを用途と予算で分類したものです、シャフトを選ぶ際のご参考になれば幸いです。
各種オリンピックシャフトの特性や選び方について質問事項ございましたらお問い合わせよりお気軽にご連絡下さい、可能な限りご相談に乗らせて頂きます。
- 2023.11.07
- 18:24
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