プレートについて
Ⅰ 各種プレートについての解説
各種プレートについての解説
【家庭用・業務用・競技用プレートの違い】
バーベル用のプレートには主に家庭用・業務用・競技用の三種類のグレードがあり、それぞれに、
家庭用
→主にホームジムで使用される、重量精度・耐久性共に低く粗悪品が多いが安価。
業務用
→主に商業ジムや公共施設等で使用される、家庭用と比べ重量精度や耐久性が高い。
競技用
→主にパワーリフティング・ウェイトリフティング・クロスフィットといったバーベルスポーツで使用される、重量精度や耐久性が極めて高い。
といった特徴があります。
これらの特徴の中でも、パワーリフター、ウェイトリフター、クロスフィッターといった競技者がトレーニングでプレートを使用する際、特に重要になるのが重量精度です。
家庭用のプレートは重量精度が低く「25キロプレートなのに23kgしか無かった」というような話もよく聞きます。
これだけ重量誤差が大きいと、オリンピックシャフト(20kg)の左右に100kgずつのプレートを付けて220kgをセットしたとして、実際の重量は215kgや225kgになっていたり左右で数キロの重量差が生じている可能性もあります。
これでは練習で挙がった重量が試合で挙がらないという事にもなりかねません、更に左右の重量差は怪我の原因になります。残念ながら本格的なトレーニングや競技選手の練習に使うには向きません。
業務用・競技用として作られているプレートは耐久性と重量精度の高さが特徴で、重量誤差は業務用であれば±3%以内~±1%以内といった水準で製造されており、競技用プレートであれば通常±0.3%以内に収められています。
更には過酷な競技での使用を前提とされている為耐久性も極めて高く、一度買えば一生使い続けられる物と言えます。
当店では主に業務用・競技用グレードのプレートを取り扱っております。
業務用・競技用グレードのプレートは家庭用と比較して高コストな製品になりますが、当店では大量仕入れと自社ECサイトによる直売方式によりリーズナブルな価格を実現しています。
【業務用・競技用プレートの種類と特徴】
当店で取り扱う業務用・競技用プレートには以下のような種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
コーティングプレート
主に商業ジムで使用される全体をゴムやウレタンでコーティングされたプレート。
★メリット
・表面がゴムやウレタンなので落下した際などの安全性が高い。
・床や壁を傷付けたり騒音が出る心配が少ない。
・取っ手があり持ちやすい。
★デメリット
・頭上から放り投げるような使い方は基本的に想定されていない。(デッドリフトでの落下には対応)
・コンペティションバンパープレートやパワーリフティングスチールプレートと比べ重量精度で劣る。
バンパープレート
ウェイトリフティング、クロスフィット、パラリンピックパワーリフティング等で使用されるラバーコーティングされたプレート。
(ウェイトリフティングでの使用に対応した高耐久・静音・高精度なラバープレートを「バンパープレート」と呼びます。)
★メリット
・厚みがあり表面がゴムなので落下した際などの安全性が高い。
・床や壁を傷付けたり騒音が出る心配が少ない。
・ウェイトリフティングでの使用を前提に作られているので頭上から放り投げるような使い方にも耐えられる。
・素材のゴム自体に着色されているので使用や経年劣化による色落ちが少ない。
★デメリット
・厚みがあるのでバーベルシャフトに付けられる重量に限界がある、製品にもよるがコンペティションタイプで大体300kg程度まで。
・取っ手付きのコーティングプレートと比較すると持ちにくい
・コンペティションタイプは高価
パワーリフティングスチールプレート
主にパワーリフティングで使用される薄型の鉄製プレート。
★メリット
・薄いのでバーベルシャフトに高重量を付ける事が可能、MAXで700kg〜800kg程度までセット出来る。
・バンパープレートと比べてやや安価。
★デメリット
・薄く表面も金属なの足に落とした際などの危険性が高い。
・着脱の際などにカチャカチャと金属音が出る。
・床や壁を傷付けやすい。
・パワーリフティングでの使用を前提に作られているので頭上から放り投げるような使い方は基本的に想定されていない。(デッドリフトでの落下には対応)
・鋼鉄に直接塗料が塗装されているので使用や経年劣化により色落ちしていく。